10月10日(金)19:20〜 サッカー キリンチャレンジカップ2025 日本代表対パラグアイ代表  

見どころ

久しぶりの国内開催となる親善試合。「本番」までは約8ヵ月だが、組める試合数を考えれば準備期間は長いようで短い。 中盤よりも前は遠藤航、守田英正、三笘薫といった主力の不在はあるものの、そこまで大きな変更はない。鎌田大地が中央でゲームを作り、堂安律と久保建英が連動して右から切れ込む。左では先発が有力視されている中村敬斗が自慢のドリブルを披露するだろう。成熟の域に達した連係の精度を上げていきたい。 親善試合であるためさまざまなトライを試みるならば、強度の高いブラジル戦よりも今回が適している。守備面ではアメリカ戦で試した4バックの実施が注目点。負傷者が多くベストメンバーが組めない状況で、選手の適正としては疑問符が浮かぶが、1回の不発だけであきらめることもないだろう。また、安藤智哉、斉藤光毅、鈴木淳之介ら「サムライブルー」での経験が少ないメンバーの出場機会を期待したい。藤田譲瑠チマら「パリ世代」があまりA代表に食い込めていない現状は将来に不安が残る。 「調整」と「挑戦」の同時進行はあくまで理想のひとつ。残り1年を切った今、時期的には前者を優先させるのがセオリーだが、森保一監督の胸中やいかに。